(有)シェパード[中央家畜診療所]がおくる松本大策のサイト
戸田克樹のコラム
第481話「消毒薬は何が良い?①」

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2025年3月13日

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2025年卒獣医師採用について
(有)シェパード鹿児島本所(鹿児島県阿久根市)、栃木支所(栃木県那須塩原市)ともに獣医師を募集しております。
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「消毒をしましょう!」と言われることは多々あります。牛舎、長靴、作業時の衣服、使用する道具類など、消毒対象は牧場内に数多く存在しています。牛に触れる道具や牛舎、哺乳ボトルに作業者の手指など、消毒すべきものを挙げるとキリがありません。
 長靴であれば、つけ置き消毒が推奨されます(農場専用長靴の設置 | 有限会社シェパード中央家畜診療所参照)。ハッチ舎や育成舎など使用場所が限定されている長靴や牧場専用の長靴があれば、さらに病原体の侵入は防ぐことができます。
 しかし、現実問題としてすべてを消毒するのは難しいものです。特に、空間や畜舎消毒を行うときにはどのような消毒薬を使うのがよいのか、迷われることも多いと思います。現在、動物用に承認されている消毒薬には逆性石けん製剤、両性石けん製剤、ハロゲン塩製剤、ヨウ素化合物製剤、アルコールおよびアルデヒド製剤、オルソ剤などのという種類があります。種類だけでもこんなにあります・・・。同じ分類でもいくつか異なる市販品がありますので、自分が使っている消毒薬がどの種類なのかを把握することも大切です。今回からのコラムを通して、それぞれの特徴をまずはおさえ、「じゃあ、結局どの消毒薬がいいの!?」という悩みの答えにも迫ることができれば、と考えています!
                           
つづく
 
 
 
今週の動画
♾️枠場で後肢を保定する方法♾️

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