もうヒーターつけてます

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2022年9月21日

９月に入って十五夜のお月見も過ぎたというのに、30℃近い気温の日々でした。そのため、この気温でも必要ですか？！と農家さんから言われてしまうのですが、８月末からもう既にOPU中にヒーターを付けています。
OPUは体内から取り出した卵子が外環境の影響を受けるため、なるべく体温との差が開きすぎないように25℃以上の環境をつくるようにしています。そして実施するのは午前中で、日の当たらない場所で行います。そのため外が暑くても、ずっと日陰だった場所を測ってみると25℃なかったりするのです。
夏でも冬でも、私たちが汗をかく環境が、卵にとっては良い環境なのです。25℃以上を作り出すために大活躍してくれているのが、前のコラムにも写りこんでいるジェットヒーターです。しかし今の気温でこのヒーターをずっと付けていると、暑くなりすぎてしまうことがありました。そのため、農家さんに付けたり消したりのご協力をお願いしていました。
そんなときに、先日農家さんがご用意してくださったのが白熱電球でした！ブルーシートで囲んでいただいた部屋に一つ大きな白熱電球をつけていただけだったのですが、次第に30℃近くまで室温が上昇しました。白熱電球の表面は100℃近くの熱を持つそうです。風も起こさずにじんわりと温められ、灯りにもなり、これは今後も真似したいと思いました。
秋分の日を過ぎれば気温もどんどん下がっていくと思います。せっかく涼しくなったのにヒーター？と驚かずに、OPU中は汗だくの環境作りにご協力をお願いいたします。