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加地永理奈のコラム
全共の予習①

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2022年9月28日

来月10月6日から鹿児島県で全国和牛能力共進会が開催されます。私はこの大会について学生時代は全く知らず、今年初めて見に行く予定です。そのため、行く前にしっかり予習をしようと思います(^^)

全国和牛能力共進会、通称「全共」は、和牛の日本一を決める大会です。全国の予選を勝ち抜いた優秀な和牛が集まり、改良成果などを競います。5年に一度開催されるため、「和牛のオリンピック」とも言われます。第一回大会は1966年に岡山県で開催されました。

審査は、体形の良さや発育状況を競う「種牛の部」と枝肉の質や量を競う「肉牛の部」があり、牛の月齢などによって区分けされています。この第12回鹿児島大会からは、和牛生産者の担い手育成を目的とした高校及び農業大学校の特別区が新設されています。

種牛、肉牛各部門で順位付けされ、内閣総理大臣賞が最高賞に当たります。この大会で日本一の称号を得た後の影響力は甚大です。前回の宮城大会で団体優勝した鹿児島県の和牛はテレビや新聞などメディアに引っ張りだこになり、海外へも「Japan’s Best」として輸出されました。
とはいえ、全国からこの大会に出場できるのは459頭とほんの一握りです。予選を勝ち抜いて出場が決定しただけでもすごいことですよね。ツヤツヤの和牛たちを見るのが楽しみです。
 
 
 
 
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