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加地永理奈のコラム
全共の予習②

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2022年10月5日

全共の会場は2か所に分かれ、霧島市で「種牛の部」、南九州市で「肉牛の部」がそれぞれ開催されます。霧島市の方に一般の来場者向けブースがあるようなので、「種牛の部」の方をしっかり楽しんでこようと思っています!

「種牛の部」の審査基準を見ると、種牛としての理想形が定められています。発育、増体の良さをメインに、いくつもの点から評価するようで、背中のまっすぐさ、体高、肩から胸の深さ、胴の長さの伸び、幅、等々のバランスから、丈夫な牛かどうか、その牛で肉がたくさんとれるか、などを判断します。ただはやく大きくなればいいというものではありません。餌を食べすぎると効率的ではないとされてしまうため、和牛として適切な発育程度が求められています。
また毛艶や顔つきも評価されるみたいで、審査基準のなかには「頬は豊か」「口は大きい」「眼はいきいきとして温和なもの」といった文言まであります。顔つきに血統がよく表れるものなので納得の審査基準ですが、なんともかわいいですよね(^^)
このように審査中はジッと見られたり触られたりするため、出場する牛たちは、言う通りに歩く練習、まっすぐ立つ練習もしてきているそうですよ。


 
 
 
 
今週の動画
褥瘡【 pressure ulcer 】のケアをしてみました

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