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加地永理奈のコラム
鹿児島全共行ってきました

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2022年10月12日

鹿児島全共、無事閉幕お疲れ様でした。出品者の皆様、賞に選ばれた皆様、本当におめでとうございます!今回のコラムはひとまず感想で。
初めての全共ということもあり、大会の概要や血統などの情報を予習してから参加しましたが、やはり百聞は一見に如かずで、その場で得られる情報量と熱量は想像以上でした。
会場はとっても大盛況で、何をしようにも行列でした。審査会場に入りたくて並びましたが、残念ながら入場はできず、会場のモニター画面で審査の様子を拝見しました。それでも画面越しに応援したり、出店ブースのおいしいお肉をいただいたり、企業ブースでお話を伺ったり、偶然お会いできた栃木の農家さんとお話したり、十二分に楽しむことができました!
今大会では、和牛の改良成果の評価基準として、「地域の特色ある牛づくり」が大きな目標とされていたこと、おいしさに関わる「脂肪の質」にも重きを置かれたこと、が特徴的でした。新しい基準でも上位をとる九州は強いですね。頭絡に御守をさげて真っ直ぐに整列する牛たちの中から上位に選ばれた牛が引き出される度に、この大会に向け改良を重ねてきた方々の熱量を肌で感じました。その時々の消費者ニーズを汲み取り設定される審査基準を受け、それに向けて日々牛と向き合う皆さまのレベルの高さには脱帽です。獣医師としては、治療だけでなく、繁殖成績や肉質といった面でもさらに付加価値の高い牛にするためにどういったサポートができるのか、考えどころです。
何と言っても出場していた牛たちは皆かわいく、毛艶の良さは画面越しにもよく見て取れました。あの熱視線の中でも反芻できてしまう牛たちには本当に強さを感じます。
優等賞や特別賞の結果はひと通り確認しましたが、審査の様子を全部通して見られたのは4区だけだったので、YouTubeのアーカイブで他の区の様子もこれからゆっくり見ようと思います(^^)
 
 
 
 
今週の動画
Body condition score (part4) UV法について その4

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