2022年2月3日 ④反省とまとめ <球節沈下症例> 球節の沈下の際、外固定をするのはどうやら効果が低いようです。それどころか、外固定によりさらに屈筋が弛緩してしまうことがあるみたいです…(;’∀’)。腱や靭帯の強化のためには、ある程度負荷を与えたほうが良いということですね。そのため症例2では、外固定で改善するどころか悪化してしまったのだと思います。 農家さんから、「子牛が風邪をこじらせたあと足が寝てくることがある。けどだんだん治っていく。セリではそういう子牛は買わないよ~。」という話をきき、肺炎によるタンパク同化ホルモン低下→球節の沈下だと考えると、この治療は適当なようで的を得ているのかもなと思いました。 <ナックリングに関して…> ただ、アミノ酸製剤のみでの治療を行ったことがないので、アミノ酸の補給だけでも治癒するのか確認したいと思います。 またナックリングに関しては、重症度に合わせてギプス固定などと併用するのも良いかもしれません。 シェパード(というか社長?)の治療はいわゆる論文などに載っていない、自由なものが多いと思います。こんな見たこともない治療で治るのか~?と思ってしまいますが、メジャーな治療法も最初はそんなところから始まると思うので、今後もいろいろと試していきたいと思います…! おわり |