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新型コロナウィルスで手持ち資金を考える。(その3)

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2020年5月15日

 前回の続きです(1回目2回目)。

 それともう1つ、新型コロナウィルスの影響により、納税が困難な方の猶予制度です。
https://www.mof.go.jp/tax_policy/brochure1.pdf
 納税が困難な方への猶予制度ですが、これまで生じていた延滞金1.7%が新型コロナウィルスの対策で免除されます。ただし、地方税については、各自治体の判断となりますので、延滞税が発生する場合があります。
 これは、令和元年度の申告で、当年度に中間納税が発生する方にお勧めです。中間納税は、当年度の所得税・法人税・消費税1/2相当分(支払った税金により違います)を前納する制度ですが、先ほども述べたように、収入が激減しているのに、固定費は変わりなく発生する今の現状に、税金を前納する余裕は果たしてあるのでしょうか。もしかすると当年度は赤字かもしれません。もちろん、国税ですから、しっかり納めなければいけませんが、いつ収束するかわかならい現状、このまま続けば、当年度赤字を覚悟しなければいけない中、当年度の税金分として国に預けておく体力が皆さん残っていますか?(赤字なら来年の4月以降に還付です。)

 勘違いはしないでください。税金を払うなと言うのではなく、経営の優先順位として、毎月の固定費の支払いが最優先だと言いたいのです。牛の売り上げで払えれば何の問題もないのですが、新型コロナウィルスの影響以降、毎月の固定費等の支払いに苦労されている方で、中間納税が生じている経営の方には、猶予のできるものはその制度に乗って手持ち資金を枯渇させない事が大切だと思います。
 ただし、必ず、担当の税理士や地域の税務署に確認してから行動してください。

 これらの方法の他にも色々な方法で対応できるかと思いますが、新型コロナウィルスの影響の中、政府の経済対策が軌道に乗るまでの間、手持ち資金確保の方法として参考になればと思っています。

 なお、今回の補正予算には、畜産関係の新型コロナウィルス対策が色々あります(https://www.maff.go.jp/j/chikusan/kikaku/lin/l_zigyo/
attach/pdf/index-108.pdf
)ので、地元の関係機関等からの情報を確認ください。

 当面、新型コロナウィルスの影響により、牛肉消費の落ち込みや枝肉価格の下落で今後が不安だと思いますが、明けない夜はありません。頑張りましょう。

ゲスト(匿名希望さん)

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