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木村さんの場合はリンゴ栽培が仕事ですからその土台、つまり生命力豊かな土を作ることによってその上に育つリンゴの木が本来持っている、生きて子孫を残そうとする能力を最大限に引っぱり出した結果だと思います。 あと、前にも一度書きましたが、この能力を最大限に引っぱり出すのに忘れてはならない、とっても大切な事があります。 それは木村さんが紹介された番組「プロフェッショナル」でも言っておりましたが、リンゴの木を育てる(木村さんは自分が育ててるんじゃあなくて、木がのびのび育つようにお手伝いをしているって言ってますが…)技術プラス“感謝の気持ちと優しさ”という心の部分です。 私がリンゴ園にお邪魔した時も、木村さんは一本一本の木を観察しながら優しい声でしょっちゅうリンゴの木に話しかけておりました。 「ウン、大丈夫だ!オッケー、オッケー!」とか折れた木の側に行った時は「ホントよ〜く頑張ってんなぁ〜、ありがとっ!」とか言いながら嬉しそうに木を撫でているんです。 私は木村さんよりず〜っと“リンゴ語?”が解らないんで、リンゴの木がなんと応えていたかは聞きとれませんでしたが、木村さんたちの様子を見ていて“この二人?は何て仲が良いんだろう”ってとても微笑ましく思いました。 きっと“リンゴの木さんたち”も木村さんに声掛けられてとっても喜んでいるんでしょうね! 美味しいリンゴが出来るはずです! (つづく)
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