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土の中に多種多様な微生物が豊かになれば皆さんもよくご存じのミミズや昆虫類などが住み始め、ますます土は柔らかくなります。 モチロン通気性も良くなります。 土が柔らかくなると言うことは、土の構造がフカフカの布団、あるいはスポンジ状態になっていると言うことです。つまり土の粒子の間に細かな空隙がたくさん出来ている状態です。この空隙は土壌微生物たちが協力して建設した?住居にもなります。 こうなると当然保水性が良くなる、あるいは植物が必要とする栄養分を蓄えたり、土の中で大きな役割を果たしている微生物たちをたくさん住まわせておく事が出来るということは皆さんもすぐに理解できますよね。 土が柔らかくて必要な栄養分がたっぷり有れば根はどんどん伸びて養分をたくさん吸収し、作物も健康的にどんどん成育します。 病気を防ぐための農薬、あるいは雑草を生やさないための除草剤の散布は、土壌微生物すべてとは言わないまでも、かなりやっつけてしまいます。また、ごく一般的に使われている化学肥料は有機物と違って土壌微生物が生き延びる、あるいは増殖するためのエサとはなりません。 土の中の微生物がやっつけられたり、エサが少なくなる…。いったいどうなっちゃうんでしょう? 次回ここでお目にかかるまで皆さんも想像しておいて下さいねっ! 最後にもう一度、木村さんのリンゴ畑の柔らかな土をお見せしますね。 雑草の根ものびのび、いろんな微生物たちもとても住み心地 良さそうで、すっごく良い匂いがしますでしょう? (つづく)
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