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~へそくりくんのブログより~第16回:堆肥作り⑫ |
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2016年6月7日
壱岐和牛繁殖農家が挑戦する堆肥作り その12
(※ 堆肥シリーズは、筆者の過去ブログ(2013年6月~2014年4月投稿のもの)を一部改編し転載しております。)
「第7回目の堆肥の作成実験(竹粉使用)-1」
壱岐の和牛繁殖農家が45日で完熟堆肥を作るシリーズも第6弾までで1周年を経過しました。
今回は第7弾です。第1弾で満足いかなかった問題も克服することが出来、キーポイントも整理できました。
この第7弾では、より安く仕上げることを目標に、副資材(水分調整剤)として「竹粉(たけこ)」を使ってみます。

[写真現代農業より]
これと同種の器械が壱岐にも入りました!(株式会社ウッドチップ)
環境保全、産業廃棄物処理の一環で、集められた雑木や竹をチップにしています。
下の写真は集められた竹の山

これを1回器械にかけると・・・

このような20㎜の竹粉になります。
これを、もう一度通すと5㎜の文字通りパウダーにはなりますが、経費がかさみます。ですから、20㎜ものを使用します。
竹の繊維はしっかりしており、牛糞の中で含気効果を発揮してくれると発酵が進むのではと期待できます。また、20㎜の竹粉は、生のままだと繊維がとげとげしくて皮膚に刺さる危険性がありますが、堆肥化した後の繊維の具合がどうなるかも見ものです。
(つづく)
壱岐市家畜診療所 阿部紀次
へそくりくんのブログ
http://ameblo.jp/abenorinori
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