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~へそくりくんのブログより~第15回:堆肥作り⑪ |
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2016年5月31日
壱岐和牛繁殖農家が挑戦する堆肥作り その11
(※ 堆肥シリーズは、筆者の過去ブログ(2013年6月~2014年4月投稿のもの)を一部改編し転載しております。)
「堆肥作り作戦 1年間のまとめ」
第6弾を終えたところで堆肥作り作戦を始めてから1年が経過しました。
この壱岐で、ブロアや撹拌設備の無い、個人の中規模 素牛生産農家で、自前の堆肥が
1年通じて(45日で)コンスタントに出来るだろうか・・・?!という命題に対し、豊田通商の「モーレスキュー(ブタレスキュー)」の力を借りつつ取り組みました。
その結果、第1回目こそ温度の上昇が満足いかなかったが、2~6回目までは思い通りの温度変化を示し、成分的(発芽インデックス)にも完熟堆肥と言えるものが出来ました。
特に、1回目と6回目は、冬場のほぼ同時期に作成したものであり、ポイント(※)を押さえることで、満足いく結果が得られるものと考えられます。
※ポイント
①原料を雨ざらしにしない。
②原料の保管中に水切りする。
③原料の水分に合わせて水分調整する(オガコ・モミガラ・ワラ全て可)。
④モーレスキューを10㎥に対して約10Kg 投入する。
⑤60℃以上が7日間連続したら切返す(最低3回)。
次回は第7弾の試験報告です。
(つづく)
壱岐市家畜診療所 阿部紀次
へそくりくんのブログ
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