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椎葉絢香のコラム
牛の獣医師になりたい!⑯

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2016年3月10日

 では、搬入牛の診療について戻ってお話ししましょう。

 搬入されると血液検査を行い、診療が始まります。診療は内三がメインで行いますが、限界があります。なので、他の研究室とともに診療するシステムが構築されました。麻布大学は、横のネットワークがとても広いことが利点の一つだと思います!!(●´ω`●)

 行いたい検査があればそのスペシャリストを呼んで行い、患畜を助けるために一緒に最善の治療法を考えます。

レントゲン→放射線学研究室
手術→外科学第二研究室
細菌検査→微生物学第一研究室、家畜衛生研究室、臨床繁殖研究室
ウイルス検査→微生物学第二研究室
心臓の検査→外科学第一研究室
血液検査→麻布大学付属動物病院
組織生検(組織を取って検査すること)→内科学第二研究室
遺伝子検査→分子生物学研究室
剖検→病理学研究室

 などなど…その他にも、依頼すれば多くの研究室が協力してくれるシステムになっています。

 内三は、大学内の多くの先生や研究室の先生と関わるので、大学内での知り合いがたくさんでき、有名人になれます(笑)もちろん、診療だけでなくゼミや症例発表もあり忙しい毎日です。次回はその内容についてお伝えします!・・・つづく(*^▽^*)

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