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椎葉絢香のコラム
牛の獣医師になりたい!⑫

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2016年2月12日

牛の獣医師になりたい⑫! 

 麻布大学の内科学第三研究室(以下“内三”としますね!)とは…

 内三の研究室活動は、なんといっても『牛の二次診療』です!ヽ(^o^)丿大学近辺(東京、神奈川、埼玉、千葉など…)にあるNOSAIや開業の獣医師の紹介でしか受け入れることはできません。
 
 二次診療なので、珍しい病気や緊急を要する重症の病気の牛はもちろん多く搬入されます。しかし、それだけでなく、獣医師側の問題(高齢で手術や処置が不可能)や、新しい治療法の試行提供のために“牛”“ヤギ”“馬”が搬入されてきます。年間130頭前後が搬入されます。

 内三で受け入れた患畜の診療は基本的に無料です。(アッ!今は分かりません。当時は…です!(。´・ω・)) そのかわり、積極的学生参加型診療により処置を実施することとなっています。

 診療に関わる先生方は、およそ8人で、全員以前大動物の診療を行ったことのある先生方ばかりです。1週間交代で先生が学生と診療を行います。

 先生は1週間交代ですが、私たち内三の学生は毎日です!土日も…毎日です!!(*´▽`*)(長期休みは、追試がなく実家が遠い人が優先的に休めますのでご安心を♥笑)

 故に…たくさんのルールがありました(笑)

 処置は全員参加(病欠や冠婚葬祭や部活の試合以外)
 遅刻厳禁(1分1秒でも遅れると、その分は長期休業の当番に入れられる)
 バイト禁止(毎日基本18時には解散ですが、緊急の搬入や手術に対応しなければならないため)
 3年生の夏は血検特訓を乗り越えなければならない(20日間、メランジュールによる血球計算で誤差がないよう叩き上げられる)……つづく(*^▽^*)

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