(有)シェパード[中央家畜診療所]がおくる松本大策のサイト
数面麻子のコラム
第113話:クリスマス

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2015年12月25日

 今年のコラムも最後となりました。最後のコラムは本日、25日のクリスマス。クリスマスは皆さんご存知、キリスト教のイベントです。私は中高生の時、キリスト教の学校に行っておりました。とは言え、私はキリスト教徒ではありませんが。そこでは1週間に1回くらい、キリスト教を勉強する時間がありました。その時間を担当する先生の1人で、今でも思い出すくらい面白い先生がいました。
 確か高校3年生くらいの時です。生徒は大学受験で大半はキリスト教のお話をのんびり聞いている気分ではありません。そんな時、先生は学生にこんな話をしました。
「皆さん、受験勉強大変でしょう。こんな勉強辛いだけで、大人になって何の役に立つのかと思うかもしれません。しかし、皆さんが頑張って有名大学に行けば、家庭教師のバイトをする際、高い時給で雇ってもらえます。だから皆さん、この問題が解ければ(時給)2000円、この問題が解ければ3000円と思って頑張ってください。」
 これを聞いた学生はみんなクスクス笑い。ですが、どんな目的であれ、毎日の努力は最後に大きな結果を生み出します。肥育の仕事でも、毎日牛さんが後10gでも、50gでも多く食べてくれたら・・・と日々農家さんは努力し、その結果、出荷前には立派な牛になってくれています。何事も日々の努力が大切です。
 さてどうでも良い話で今年は終了ですが、農家の皆様、牛の皆様、そして受験生の皆様にとって今日の夜が良いものでありますように。

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