2008年3月12日 前肢はちゃんと2本ある、頭もこっちを向いている、だけど・・・仔牛が仰向けだ!ということもよくあります。この状態で引っ張ることはできません。 お産の話-4の図のように、仔牛は産道に進入するときに回転しながら腹這いの姿勢になろうとします。この回転の途中で一時的に仰向けになることがあるのです。ということは、仔牛が仰向けになっているということは、まだ回転中であり、準備中ということです。仔牛の大きさが普通で、活力があるようならあと30分くらい待ってみましょう。ほとんどが自分でグルリと回転して腹這いになります。ただし、仔牛が大きすぎて回転するスペースが足りなかったり、仔牛が衰弱していて回転する力がなかったりする場合には、人為的に回転させてやらなければなりません。ここもやはり仔牛を奥に押し戻してから、頭部や肩を持って回転させます。 前の記事 「お産の話−22 「頭がない?」」 | 次の記事 「お産の話−24 「準備 OK?」」 |