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まずは準備です。必要な道具は、あらかじめひとまとめにして用意しておくとそれだけで気持ちに余裕ができます。 防水エプロン 雨ガッパでもいいです。母牛の外陰部を洗うときや手を入れるとき、濡れてもかまわない格好でやらないとついつい作業がおろそかになりがちです。 きれいなバケツ 牛舎の隅でホコリや蜘蛛の巣にまみれたものではなく、清潔なバケツをふたつくらい「お産用」として用意しましょう。これにたっぷりのお湯を入れ、消毒薬を溶かします。 消毒薬 一般的なのは逆性石鹸(塩化ベンザルコニウム:商品名オスバンなど/塩化トリメチルアンモニウムメチレン:商品名パコマなど)です。人間の手〜腕と、母牛の外陰部周囲を洗います。 仔牛を引っぱるためのロープか産科チェーン 当診療所では、登山用の平たいテープ状のロープ(クライミングテープ 強度1000kg)3本を使っています。丸いものよりテープ状のものの方が、仔牛の足につないだときに緩みにくく、扱いやすいようです。リングを通して輪をつくる、専用のものも売っていますのでそれを利用してもいいと思います。
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