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でも現場では、気づいたらいつのまにかお産が始まってて、実際のところ何からどれくらい時間が経過しているのかわからない、というケースが多いと思います。 とりあえずお産らしき様子を発見したら、念のためその時刻をチェックするようにしてください。「破水はどれくらい前でした?」「さっき・・・いや七時くらい・・・いや五時すぎやったかなぁ」というやりとりをよく経験します(笑)。 発見した破水が第一破水なのか第二破水なのかは、出てきた液体の色でわかります(お産の話-5)。そして、いずれの破水であっても、その破水から30分〜1時間経過してまったく進展がないときは、異常を早期発見するために産道に手を入れてみましょう。それで仔牛も産道も正常なら待てばいいですし、ふだんから正常な状態を触り慣れておくと、異常なときに異常だと気づきやすいと思います。 ここからは手をいれてみるときの手順や注意点を書いてみます。母牛の産道に手をいれたことのない方は、参考にしてください。 |