2015年10月22日 では、大学でどのようなことを学ぶのか…ということについてお話しようと思います!! 4年生大学と6年生大学でもかなり異なると思いますが、6年生大学でご説明します☆ まず、6年間行かなければならない理系の大学は、医学部(お医者さんのみ)・歯学部(歯医者さんのみ)・薬学部(薬剤師さんは4年と6年で分かれますので注意!)・獣医学部(獣医さんのみ)の4つです。 6年生大学では、最初の1・2年間は教養科目(英語や数学や生物…高校のお勉強の延長です)が8割を占めます。残りの2割が専門科目です。獣医学科で例えると、“獣医○○学”といった難しい専門的な内容を学ぶための授業です。 1・2年生では、獣医解剖学(生物の臓器の位置や働きを学ぶ)、獣医組織学(体がどんな構造になっているか学ぶ)、獣医生理学(体の調節の不思議を学ぶ)などの基本的な科目を学びます。 3年生4年生に上がるにつれて教養科目は少なくなり、専門科目の割合が増えていきます。午前中は座学(座って受ける講義)で、午後は実習(動物や薬を使っての実験)といったスタイルがほとんどです。この頃には、獣医薬理学(薬がどのように効くのか学ぶ)、獣医公衆衛生学(食中毒や公害問題、人獣共通感染症などを学ぶ)、家畜伝染病学(家畜の病気を学ぶ)など、頭がパンクするような知識を叩きこまなければなりません。(;´Д`) 一気に専門的な内容が増え、テストもぐっと難しくなるのでこの時期に留年する人がとても多いです! 5年生になると専門科目のみになります。この頃には、1~4年生で学んできた内容を総合的に考える内容が主になります。獣医内科学(症状・検査・診断・治療を学ぶ)、獣医外科学(いろいろな器具の名前や使い方、手術の流れを学ぶ)、動物病院実習(大学病院に来た患者さんの検査や治療・説明などを先輩獣医師と一緒に行う)などです。 そして、6年生では、卒業論文を仕上げ、国家試験のための本格的な対策が始まります。☆………つづく(*^▽^*) 前の記事 牛の獣医師になりたい!③ | 次の記事 牛の獣医師になりたい!⑤ |