(有)シェパード[中央家畜診療所]がおくる松本大策のサイト
蓮沼浩のコラム
第421話:中を見る

コラム一覧に戻る

2015年9月10日

 出張中に読んだ「オレ達バブル入行組」が結構面白く、レンタルで「半沢直樹」を借りてきました。相当流行おくれですが、チャンスがあれば「倍返しだ」と言っています。小生わかっているけど、しょ~もないオッサンです。
 
 
 シェパードの近くには食肉処理場があります。また、隣の市になりますが家畜保健衛生所もあります。実はこれ、本当にありがたいことなんですね。なぜかというと、緊急出荷した肥育牛のと畜に立ち会えたり、病理解剖を簡単に見に行けたりするからなのです。

 小生はこの地の利を生かして食肉処理場や家畜保健所には本当に何度も足を運ばせてもらっています。自分の治療している牛さんの臨床症状、各種検査結果、それに解剖した結果。これらが組み合わさることで獣医師としての診断力に磨きがかかります。体の中を見ることは本当に重要なことです。自分で病理解剖も沢山しました。小生の知り合いの先生方のなかには、食肉処理場まで見に行きたいけど、片道2時間かかりますなど地理的になかなか簡単にはできない先生もいます。シェパードは田舎にあるちっちゃな診療所ですが意外なメリットもあるのです(笑)。

 何年獣医師をしていても、本当になかなか診断のつかない症例がでてきます。いつもいつもあの症例は何だったのだろう?本当にあれでよかったのか?答えのない問いかけを続けます。院長の松本先生が「今は答えがわからなくても、考え続けていると答えがあるとき神様から突然もらえるときがあるよ~」とよく言っています。小生の今までの経験からもこれは間違いないことと思っています。答えのない問題を考え続けながら前に進んでいく。本当に大事なことだと思います。本日も家畜保健衛生所さんからとてもありがたい答えをいただきました。感謝です。

閲覧注意!
下に写真を貼り付けますが、臓器の写真なので苦手な方はスクロールしないでくださいね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


原因はこれか・・・

|