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蓮沼浩のコラム
第417話:へそ腫れてるっす!

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2015年8月6日

 連日の猛暑。あまりに暑いので床屋さんの薦めもあり、初めて髪型を「ツーブロック」というものにしてみました。モミアゲのところがガッツリ刈り上げてあります。涼しいし結構いい感じと自分なりに思ってカミさんに会うと・・・・

カミさん「なにそれ?気持ち悪い~~~」
ハス  「へ?」
カミさん「どうしたの?気持ち悪い~~~」
ハス  「な、何だよ」
カミさん「やだ~気持ち悪い~~~」

 やはり普段と違うことはあまりしないほうがよさそうです。それにしても、気持ち悪いはあんまりですよね~~。

 前回の続きで「産まれた子牛に元気がない」場合にチェックするポイントとして「おへそ」があります。ハッチでミルクの飲みが悪く、よくうずくまっているような子牛は結構な確率で臍帯炎などの「おへそ」のトラブルを抱えていることがあります。前回のように肋骨のところを触診したあとにそのまま「おへそ」を触るようにしてください。小生は子牛の治療をするときは初診時に必ず肋骨のところと「おへそ」の触診は行います。すると先のところが腫れて固くなっていたり、化膿していたりと様々な症状がでている場合が結構あります。慣れてくると「おへそ」を軽く下に引っ張りながら尿膜管や動脈管に問題がないかもチェックできます。このテクニックは鹿児島県の共済の先生が考案され、私も非常に有効に使わせていただいています。もちろん臍帯炎などのほかにヘルニアなども発見できます。子牛が何かおかしいと感じるときは「おへそ」のチェックも是非やってみてくださいね。意外な発見があるかもしれませんよ~~。


「おへそ」のトラブルは結構ありますよ~

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