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蓮沼浩のコラム
第416話:肋骨折れてます・・・

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2015年7月30日

 最近は様々な言葉が次々と出てきてもう小生はついていけません。何とかWi-Fiやらアプリやらラインやらやっと理解してきた状態です。もう言葉に疲れています。すると昨日事務所でみんなが「ちゃんりお」という言葉で盛り上がっています。な、なんよそれ?????もうよくわからんけど、その「ちゃんりお」の画像をのせておきます。

どうもこれが「ちゃんりお」らしいです。は????これが「ちゃんりお」っすか???
因みに小生、ガラケーです。
 
 
 お産の後に農家さんからよく来る往診依頼に「産まれた子牛に元気がない」というものがあります。なかなか子牛が立たなかったり、ミルクをよく飲んでくれなかったり、呼吸が速かったりということがあります。そんな時に必ずチェックしてもらいたいポイントがあります。それはというと・・・・

肋骨は折れていないか?

 他にもいろいろなポイントはあると思うのですが、農家さんでもできるチェック項目としていつも頭の中に入れておいてくださいね。とくに難産で産まれた子牛は肋骨が折れている確率が結構あります。診断方法としては肋骨のところを上から左右一緒に撫でるだけです。折れているほうは程度の差はありますが、陥没しています。治療としては消炎剤や痛み止めを使いながら症状が落ち着くのを待つことになります。折れているところの周りの筋肉はひどいものだと激しく出血して赤くなっています。とはいっても、ほとんどの場合は時間とともに症状は落ち着いてきますのでそこまで心配いりません。獣医さんでも見落としている場合もあります。やはり触診は基本であり、大事にしたいですね~~。

骨折している部位は激しく内出血しています。

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