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「肥育とストレス−77 「出荷の前日」」

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2010年3月5日

 出荷前日の管理も農家さんによって様々ですが、多くの農家さんは飼料を給与しません。これは、生体歩留まりを良くするという意味や枝肉にした時に締まりが悪くならないようにという意味もあります。極端な農家さんでは前日から水も飲ませず、繋いだ状態で出荷する人もいます。でも例えば、夏場などに水も飲まず、何時間もかけて屠場まで運ばれる牛を想像すると、逆にストレスで締まりや肉色が悪くなるような気がします。もちろん、普段通り濃厚飼料を給与してすぐにトラック輸送してしまえば、ルーメン内のミクロフローラの急激な変化などで、肉質にも影響するかもしれません。よって濃厚飼料は給与せず、粗飼料のみ給与してはどうでしょうか。その方法が一番ベストのような気がします。また今は屠場によっては、繋留場で飲水可能な屠場も多いので、農場で飲水制限してもあまり意味がないと思います。
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