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椎葉絢香のコラム
膝瘤ってなんですの~?⑩

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2015年6月23日

 9回にわたって“膝瘤”について紹介してきました。(*‘∀‘)

 “膝瘤”といっても…ごく小さくて日常生活に支障のない大きさであれば経過観察でいいと思います。床材を多めにしてあげたり、飼槽の高さや奥行きを調節してあげたり…膝瘤は少し工夫するだけで絶対に予防できます!
 
 それでも、“膝瘤が大きくなっている”“パンパンになって破れそう”“汚い汁みたいなのが出ている”といった牛がいるときは早く処置してあげるべきです。

 私は、膝瘤摘出術の最大のメリットは『再発なし』だと思います。

 PRP療法は、手術せずに治すことができますが、完治までに数ヶ月かかるうえに、治らないこともあるかもしれません。セリ市まで期間がない子牛や導入数ヶ月の子牛は、やはり膝瘤を丸ごと取るのが最適だと思います。

 出荷が近づいている肥育牛については、経過を観察しながら、綺麗にとるべきか、これ以上悪化しないように処置していくべきか農家さんの思いに寄り添ってあげることが大切だと思います。

 これから膝瘤摘出術やってみたいけど、なんか不安…と思っている方!
 大丈夫です!!!獣医師になって一年たってない私でもできたのですから!笑(*´▽`*)

 戸田先生は最高の助手です☆(笑)

 数面先生、先輩なのに使ってすみません…(*ノωノ)

 蓮沼所長は、的確なアドバイスをくれ(ちょっと演技っぽい…笑)、よしよ~し!と褒めてくれ、手術が終わると…この笑顔で、お疲れさ~ん!と言ってくれます(笑)

今日で膝瘤最終回です!

次回はなにかな?お楽しみに!☆彡( *´艸`)

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