2015年6月17日 膝瘤の中身を出しきれるだけ出した後に、作成したPRPを注入します。感染性の膝瘤あるいは感染の恐れがある場合は、抗生剤を混ぜて注入するとよいと思います。 注入後は、①何もしない、②圧迫包帯を巻く、③ギプスを巻く…獣医師によってさまざまです。 このPRPは治癒の過程で消費されるので、2~3週間後に再度新しいPRPを作成し注入…を2~3回繰り返してください。 PRP療法は、完治させるのに2~3ヶ月かかり、その間、2~3回注入しなければなりません。また、治療効果も五分五分で『完治したよ~!』という先生もいれば、『全く変わらなかった…』という話も聞きます。 実は、私もこのPRP療法を症例①で実施しました。しかし、膝瘤の大きさは変わりませんでした。 “どうしてPRPが効果を示す時と示さない時があるのか”については、現在も研究されています。何か新しい情報が入り次第、コラムで紹介していこうと思います。 次回、膝瘤最終回です!私が考える膝瘤へのアプローチについてまとめますネ!………つづく(*^▽^*) 前の記事 膝瘤ってなんですの~?⑧ | 次の記事 膝瘤ってなんですの~?⑩ |