2015年5月7日 2頭とも、こんなに大きな膝瘤をとることができました。 こんなに大きな塊が膝に入っていたわけですので、当然皮膚は伸びてしまっています。このまま、皮膚の切ったところ同士を縫っても、皮膚がダルダルの状態で死腔(組織と組織のすきま)を形成してしまいます。(・_・;) 死腔ができてしまうと、体からしみ出た液(浸出液)や壊死組織がたまり、感染の原因となることで、傷がなかなか治らなくなってしまいます。 そこで、ペニシリンを入れた生理食塩水でしっかり洗浄した後、死腔を作らないよう皮膚をぴったりと寄せ縫合していきます! 整形外科医としての見せ所ですよ!!(笑) 私個人の感想としては、縫合し皮膚をよせてから余分な皮膚をカットするのがおススメです☆ 先に皮膚を切ってしまうと『切りすぎた!(;´∀`)』『片っぽ短くて、片っぽ長い!(;O;)』となってしまうこともあるかもしれないので・・・ 次回は、術後経過をお伝えします!………つづく(*^▽^*) 前の記事 膝瘤ってなんですの~?③ | 次の記事 膝瘤ってなんですの~?⑤ |