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戸田克樹のコラム
第28話「卒業論文⑬ストレスって見えないよね~行動編④~」

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2015年4月7日

天気が悪い日が続いております。
くもり、あめ、くもり、くもり、くもり…
まあ、晴れれば暑くて日差しが痛くて、「暑くていやだなぁ~」と文句を言うのでしょう。身勝手きわまりないですね。(*’▽’)

どうやって記録をするのか①
 ターゲットが決まったら、次に記録方法を考えます。
 まず、観察時間。戸田は60分に設定。なぜ60分なのか。
 そこには戸田の集中力が関係しています(笑)。ただでさえ落ち着きがなく、じっと座っていることすらできない戸田は、まずチンパンジーを「じっと見る」行為そのものが苦痛でした。
 
 
実験どころじゃないやん。
 
 
おっしゃるとおりです。
 
 
そもそも、観察実験を行う前に「予備観察」なるものを実施したのです。
どんな行動を見せるのか、行動の区別はつくか、記録はうまくとれるのか、など…。
まあ、予行練習といったところですね。最初は大学の講義1コマ分の90分で観察していました。
が!!!
 
 
3日もすると。
 
 
 
 
「し…しんどい」
(・∀・)
自分の集中力があまりない(というかほぼなし)ということを痛感です。

とくに最初の観察は大学の夏休みを利用して実施したため、暑さや日差しにも負けてしまったのです。
そこで観察時間を60分に短縮、ひとつのセッションが終わったら休憩もしっかりとって無理だけはしないよう心がけました。継続は力なり。膨大なデータを集めるためにも、精度を落とさず観察・記録し続けることこそが重要なのでした。

そして、記録方法は「アクティビティバジェット」と「タイムサンプリング」の2つを採択しました。

なんです?そのカタカナは?
その説明はまた次回。
つづく

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