2015年3月18日 大動物(主に馬など)は、“眼瞼縫合術”といって、上の瞼と下の瞼を縫合して目を完全に閉じる治療法が行われています。 しかし、牛の分野では外科的な治療法よりも、点眼療法(抗生物質や消炎剤)や抗生物質の全身投与が選択されることが多いです。小動物のように完全麻酔下で手術できないこと、外科的侵襲によるリスクが関係していると思われます。 自家血清点眼療法は、とても簡易的な方法です!皆さんにも是非実施してもらいたいので少しこのお話をしようと思います。 《自家血清点眼療法》 作成方法 涙の働きは、眼の表面を潤し、常に清潔にしておくことです。また、各種のビタミン、抗体、ホルモン、上皮細胞成長因子、免疫成分、糖分・塩分などの栄養素が含まれています。涙は、その個体にマッチした最高の目薬なのです!! そして、血清は、涙の成分と非常によく似ています。つまり、血清は涙のかわりとなる最高の目薬なのです!!(*’ω’*) ………つづく(*^▽^*) 前の記事 牛用眼帯!① | 次の記事 牛用眼帯!③ |