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伏見康生のコラム
NO.308:膣鏡ver.243

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2015年3月12日

腟鏡は多くの授精師さん、獣医師さん、農家さんにとって必須のアイテムと思います。
私たちも頻繁に使用していますが・・・

勇気を振り絞って言いましょう・・・コホンッ・・・構造上の欠点があります。
トグル(ねじ回すやつ)が簡単に落ちるんです!!

今のところ失くしたことはありませんが、車の中で勝手に外れていたり、いつか失くすんじゃないかという心配にさいなまれます。

そこで、今回はそんな問題を解決すべく、腟鏡の改造をしてみました。

NO.308:膣鏡ver.243

改造その1 ねじを切ってナットをはめる

M6雄ねじをダイスで切ってナットをはめてみました。

NO.308:膣鏡ver.243

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やる前からわかってたんですが、ナットがでか過ぎて腟鏡のクボミに入っていきません。
ボツです。
M5ならいいかもしれませんが、M5のダイスもって無かったんでやめました。
 
 
改造その2 ピンを打つ

先端にφ3.2mmの穴を開けて、そこにφ3mmのステンピンを打ち、両端をつぶして、保険でステン用の2剤混合接着剤でとめました。
これは文章で説明しても何のことか伝わりにくいので、写真で見てください。

NO.308:膣鏡ver.243

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ピンは最後にバフがけして滑らかにして終了です。
これはとてもうまくいきました。

見栄えはいまいちですが、性能は納得の出来です。

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