(有)シェパード[中央家畜診療所]がおくる松本大策のサイト
椎葉絢香のコラム
獣医学科に入りたい!⑫

コラム一覧に戻る

2015年2月10日

 「では、口頭質問に入りますね。」5人の面接官の中で唯一女性の先生が言いました。「まず、英語に関する質問です。私が日本語で単語を言いますので、その英単語を答えてください。」

 英語の口頭質問なら、英単語を答えるか、基本文を英語になおすか、自己紹介を英語でしてください、だろう…と予想していました。自己紹介は、自分の長所や短所、獣医師を志すきっかけ、将来の夢について文章を考えていました。基本文に関しては、高校の授業で習ったことをしっかり復習していたので大丈夫だと思いました。英単語に関しては、獣医関係、農学関係、医学関係の単語をざっと100個ほどピックアップし暗記していました。

 「では、まず“農業”は?」『agricultureです!』
 「では、“獣医師”は?」『veterinarianです!』
 「では、“動物福祉”は?」『animal welfareです!』
 「はい、ありがとうございます。全問正解ですね。」

 なんとか、テンポよく回答でき英語は乗り切りました。( *´艸`)

 「では、次に化学と生物の分野の質問に移ります。まず、Ph(ペーハー)とは何ですか。」
 『水素イオン指数のことで酸性やアルカリ性を計るものです。』
 「水のpHはいくらですか?」
 『7です。』
 「7より低いとどっちに傾きますか?」
 『酸性です。』
 「はい、ありがとうございます。」
試験管の先生もすごく笑顔だったので、この時は少し安心したのを覚えています。

 さぁ、次はいよいよ生物の質問です。一般入試の方なら分かると思いますが、大学の専門分野の教科はそれだけ難しい問題が出ます。数学科なら数学、英文科なら英語、農学科や医学科では生物、当然、獣医学科も生物です。生物に関しては、ⅠⅡともに特に力を入れて対策を行っていました。………つづく(*^▽^*)

|