2015年1月19日 楊さんには、必死で日本の現状と、中国での肉質向上(これによって、もともと豚肉文化である中国の高級肉嗜好を喚起し、アメリカやオーストラリアの牛肉を中国へと、物流の流れを変えるためです)についてお話ししました。 そして、自分の夢が本気であることを解っていただくために、次の月も楊さんのもとを訪ねて、僕の本をプレゼントしました。楊さんは喜んで下さり、夕食をごちそうになりました。 「三顧の礼」と言いますから、その次の月も楊さんをお訪ねしたところ、「松本先生は、まず中国で何をしたいですか?」と聞かれました。そこで僕は、「まず中国で一番大きな肉用牛牧場(あちらでは養殖基地と呼びます)と、もっとも近代的な食肉処理工場を訪ねてみたいです」と答えたのです。 すると、楊さんは「明日私は休暇を取って車でご案内します。」と申し出て下さったのです。そこで本当に大喜びで翌日の早朝、楊さんの元に向かいました。すると、さすが中国! 車で8時間以上走って、ようやく目的のルーリン市に到着したのは夕方でした。 お尻ごわごわ、肩バキバキでしたが、ようやくたどり着いた農場は肉用牛10,000頭規模のそうそうたる農場でした。農場の写真を載せておきましょう。続く 前の記事 中国牧場奮闘記 その3 | 次の記事 中国牧場奮闘記 その5 |