2014年12月19日 発熱によって体温を上げるにはエネルギーを必要とします。しかしながら発熱時は食欲も同時に低下することが多いため、その際は牛さんの体に蓄えていた燃料であるグリコーゲンを使うことになります。グリコーゲンが枯渇すると今度はグルタミン酸(アミノ酸の1種です)を使って・・という風にどんどん貯蓄エネルギーを使っていきます。体温を上げるために多くのエネルギーが持っていかれるため、発熱が長期間続くとその間は牛さんの増体に使えるエネルギーが少なくなってしまい、場合によっては痩せてしまいます。産業動物の仕事柄、痩せてしまうことは喜ばしいことではありません。ですので、発熱が長引いたり食欲が激減してしまった場合は解熱を考える必要があります。 |
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