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私の独断と偏見で言わせてもらえば、肥育中期の食い止まりに関して言えば、一番良いのは、ドン八ヶ岳の添加だと思います。特にビタミンD3入りのドン八ヶ岳に関しては、嗜好性も良いので食いがぐっと上がります。また理論的にも亜鉛の給与というのは有効と考えられるので、試してみるのも良いと思います。実際の現場でも使用してみて良い感触を得ています。投与量としては、1頭50gの7〜10日間くらいを目安にしてみて下さい。 ドン八などの添加剤を使用しても、さらに食欲が上がらない、または下痢を繰り返す牛には、ビタミンを補給してみます。私が肥育中期に実際に投与する場合には、デュファフラルマルチなどを20ml、ビタミンAとして30万単位ほど補給します。ここでビタミンA の投与量の目安として、1日1万単位、30万単位で1ヶ月(30日分)と計算します。本当にビタミンA欠乏症で食欲が落ちている牛であれば、30万単位も打てば十分食欲は上がります(打ったビタミンがいつまでもつかは別ですが。) またβカロチンとして添加したい場合は、アルファルファペレットが良いと思います。理由としては、ペレット状なので添加する量を測りやすいし、手軽だからです。 投与量としては、1頭100g×3日くらいを目安にすれば良いと思います。 肥育中期では、理由はどうあれ、対処法も色々あるとは思いますが、一番大事なのは食いを落とさないことです。一番食い込まなければいけないのが、この時期だからです。 |