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診療所管内では肥育素牛は生後7〜10ヶ月くらいで導入されます(ほとんどが黒毛和種)。 導入元としては、九州・沖縄全域ですが、やはり鹿児島県内からの導入が多いようです。 導入時に行うプログラムとしては、農家さんによって様々ですが、おおまかに3通りに分けることができると思います。①まったく何もしない、②抗生剤+ビタミン剤、③抗生剤+ビタミン剤+駆虫。他にも強肝剤を投与する農家さんや、ワクチン接種を行う場合、導入時に除角する農家さんもいます。また導入注射をする時期も農家さんにより異なりますが、ほとんどは農場に到着した時点で行います。ある農家さんでは、導入してから10日程度、病気になる頃を狙って行う人もいます。もし全頭捕まえるのが面倒でなければ、この方法も効果的かもしれません。 圧倒的に多く一番スタンダードといえる方法は、②の抗生剤とビタミン剤を混合して注射する方法でしょうか。 また、①の何もしない農家さんですが、私としては、何もしなくても何の問題も無く肥育できて、なおかつ良好な成績が出ている農場については、特に何もする必要は無いと思います。この方法が一番低コストですから、理想的かもしれませんね。 |