|
|
瑕疵(かし)とは「きずもの」という意味であり、枝肉に欠点がある時に瑕疵と格付けされます。 瑕疵印は等級印の右上に表示されます。瑕疵の表示についてはア・イ・ウ・エ・オ・カと表示され、ア→シミ(多発性筋出血)、イ→ズル(水腫)、ウ→シコリ(筋炎)、エ→アタリ(外傷)、オ→カツジョ(割除)、カ→その他、に区分されます。カ(その他)については、背割不良、骨折、放血不良、異臭、異色のあるもの及び著しく汚染されているもの。またはア〜オに該当しないものと定義されています。 この瑕疵が枝肉にあると、枝肉単価がぐっと下がります。よって肥育農家さんは、なるべく瑕疵が出ないように、肥育期間や肥育方法を調節します。 また以前に病畜を出荷した際、「割面なし」ということで取引されていました。これは牛枝肉取引規格の適用条件のなかで、明らかに外観上、「歩留等級」が「C」であって、かつ、「肉質等級」が「1」に該当するものと認められる枝肉については、切り開かなくても差し支えないものとするという条件があり、それに該当したものでした。
|