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佐々隆文のコラム
「枝肉の話−4 「日本食肉格付協会」」

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2007年7月6日

 現在、日本の牛の枝肉は格付された等級をもとに価格が決められ販売されます。つまり、「同じ品質=同じ格付=同じ価格」が全国で統一されているのです。そのため枝肉の格付は大変重要なものだと考えられます。この大変重要な「格付」はいったい誰が行うのかと言うと、農林水産省に承認された日本食肉格付協会に所属する格付員さんで、彼らは肉眼により格付を行います。肉眼なんかで本当に大丈夫なの??いえいえ、ご安心ください。全国各地の格付員さんは毎年研修を受け、枝肉格付の判定眼を全国で統一できるように訓練されています。
 現在市場に出回っている牛肉のほとんどは、格付員さん達により格付されており、農家さんは格付料として1頭あたり540円(税込み)支払います。(ちなみに豚の格付料は105円です。)
 この全国の格付協会の格付員さんのおかげで、消費者の皆様は適正に規格格付された牛肉を安心して購入できるのです。
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