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今回からは実際のPRIDを使用した成績(100例)について報告していきたいと思います。《ここで紹介する100例のデータはすべて繁殖障害の治療を目的としてPRIDを使用したもので、発情同期化を目的に使用したものはデータに含まれていません。》 シェパードでは以前にお話したようにPRIDのような腟内留置型ホルモン製剤を使用していませんでした。よって私達だけではなく、農家さんにも馴染みのないものであったため、使用し始めた当初はPRIDについて説明を十分に行い12日間留置してもらいました。 この12日間留置については、抜去し忘れると受胎率が落ちるので、抜去日もしくは前日に農家さんに電話をすることで、留置期間を徹底することにしました。 結果は12日間留置できたのが91例(91%)であり、脱落も含めて7例では12日間より短く、2例では13日間留置してしまいました。(1例は畜主が抜去し忘れて、もう1例では抜去日に台風が来てそれどころではなかったとのこと。) この留置期間をみても100例すべて揃えることの難しさを痛感しました。 十人十色なのかな〜。
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