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精液の入ったストローを35℃の温湯に入れた後は正確に45秒間待ちます。融解する際の温度・時間・温度変化が精子の生存性、運動性、受精能に影響を与えます。凍結精液にとって−80℃以上は危険温度域であり、0℃以上で安全域に入りますが、+37℃以上は再び危険域となります。 すなわち、危険域(−79℃〜0℃)を素早く融解し、温度変化させない事が重要で、融解は速ければ速いほど良いとされます。しかし逆に温湯の温度が高すぎると、37℃以上の危険域に注意を払わなければならず時間が厳密に要求されるので、40℃以上の温湯を用いることはお勧めしません。35℃の温湯においては0.5mlのストローでは融解時間は最低30秒、長くても1分です。
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