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どさんこ食材ハンターみーやんの食いしん坊日記♪(第4回) |
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2014年9月30日
☆山わさび編☆―その①―
突きぬける辛さが自慢です♪

北海道が誇る自慢の薬味『山わさび』をご存じでしょうか。
東ヨーロッパ原産のホースラディッシュが、明治時代に食用として導入され冷涼な北海道で野生化したのが『山わさび』です。
わさびというと日本原産の「本わさび」が主流ですが、「西洋わさび」とも呼ばれている北海道の『山わさび』は、白くてガツンと突きぬける辛さが自慢です。
お蕎麦の薬味としても!「山わさび」
北海道は日本一の蕎麦の産地です。蕎麦の風味、甘みを引き立ててくれる山わさびをセイロ蕎麦の薬味に出してくれるお蕎麦屋さんもあるんですよ。本わさびとは一味ちがった味わいなので、蕎麦好きの方に薬味として味わっていただきたいです♪

外見はゴツゴツとしていて土を洗い流すと白っぽく、すりおろすと真白になります。
本わさびは緑色ですが、山わさびは白。繊維質なのは同じですが辛さの味わいが異なります。おろしたてに醤油をかけ、炊きたてのご飯にのせて食べる!!
これが道産子定番の食べ方♪
ツーンと鼻にぬけガツンとくる辛さがありますが、すっと後を引かない突きぬける辛さが、なんともいえない味わいになるのです。
食べ方はいろいろあります♪
道産子なら「イカ刺」に『山わさび』はかかせません!イカのコリっとした食感と甘みを味わうお刺身の薬味として使うのです。こちらも定番の生姜とは違った味わいが楽しめ♪、肴にすると酒がすすみ、ご飯はなんぼでも食べられます(笑)
これは絶対ためしてみてほしい「イカ刺」の食べ方ですね♪
北海道の食卓にかかせない薬味!いろんな食べ方を楽しんでいます。
焼き魚を食べる時に~♪ 「干しカレイ」の薬味にこれまた合うの。
納豆や冷奴にのせて~♪ ピリリとした辛さがアクセントなります。
おにぎりの具にしたり~♪ すりおろしに醤油をかけて具にします。
サラダのディップにして~♪ 味噌と混ぜてスティック野菜につけます。
サンドイッチにも~♪ マヨネーズと混ぜてピリ辛サンドイッチ。
山わさびは地面から広がる大きな葉が特徴で、春には茎が伸びて白い花が咲きます。水田や畑の回りに映えている姿をみることができますが、最近は天然ものが減っています。代わりに農家さんが栽培に取り組んでいるので、国内で流通している山わさびの大半は、道内で栽培しているもの。網走市とその周辺が一大産地になっています。
産地に伝わる独特の食べ方が「酒粕漬け」です。酒粕にざらめと塩を混ぜ、ササガキにした山わさびを漬け込みます。おふくろの味として昔から親しまれている地元ならではの「お漬物」です。

漬物日本一を決める「T―1グランプリ」全国大会(法人の部)で初代グランプリに輝いたのが網走市の「ガツンと辛い山わさび粕漬け」瓶詰になった漬物です。
どうです?ご飯がすすみそうでしょう?
(つづく)
bambic. 木村 光江(みーやん)
植える・育てる・食べるを楽しむ♪るるるキッチンガーデンくらぶ 主宰
日本デコ巻き寿し協会 北海道支部代表
●URL
bambic. http://bambic.net/
るるるキッチンガーデンくらぶ http://rkgc.jp/
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