2014年8月22日 さて、肝蛭の治療のお話です。牛さんの糞便の中から虫卵が見つかったら早速駆虫に取り掛かります。駆虫薬としてはブロムフェノホスやトリクラベンダゾール、ニトロキシニルなどがあります。ブロムフェノホスは成虫と1部の発育期の幼虫には効果があります。過剰投与の場合副作用が出るので牛さんの体重をしっかり見極めなければいけません。ニトロキシニルも同様の効果を示しますが、出荷規制が110日と長い薬です。トリクラベンダゾールは幅広い発育段階の幼虫から成虫にかけて効果がある薬です。今現在もっともよく使われている薬かもしれません。 |