方法2 最後肋骨(第十三肋骨)をたどり、腰椎を見つける。
ほとんどの獣医さんがこの方法でT13-L1、L1-L2を見つけているのではないでしょうか。小生もこの方法で硬膜外針の穿刺部位をみつけます。やり方としては169話の写真の所で少し説明しましたが、少しでもイメージがわくように今回はその部位の骨の写真を載せておきますね。まず最後肋骨は第12胸椎の後肋骨窩と第13胸椎の前肋骨窩で関節しています。第13胸椎は肋骨頸が根本に近づくにつれて結構急激に頭側へ曲がっているので意外と生体で触診している場合は前の方にあることに注意です。第13胸椎は棘突起が垂直方向に突出しているので対傾椎骨ともいわれていますが、この棘突起を触診で判断することは出来ません。一番重要なポイントは第13胸椎には横突起がなく、第1腰椎から横突起が発生するということです。また、この腰椎の横突起は全て頭側方向に彎曲しながら水平方向に突出しています。とにかくこの腰椎の横突起を見つけることが最初の仕事ですが・・・・気がついたら恐ろしくつまらない内容になってしまった!学生時代に家畜解剖学教室でひたすら骨を見つめていたのでちょっと力んでしまいました。次回も・・・おそらくつまらんです、すんません! |