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蓮沼浩のコラム
第367話:煙草考 その4

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2014年2月27日

 電子タバコが世の中に広がった場合、社会にどのような変化が現れるのであろうか?イノベーションは創造であると同時に破壊も伴います。たとえば、「コダック」などのカメラのフィルムを中心に販売していた企業はデジカメの出現により様々な対策をとったのですが、撃沈してしまいました。デジカメというイノベーションが起きる前は、超優良企業であり、一生安泰といわれるほどの企業だったのですが・・・・。このような例はたとえば公衆電話やテレホンカード、はたまたポケベルなどなど枚挙にいとまがありません。ものすごいスピードで社会が変化してきているのです。電子タバコが広がれば、ライターや灰皿の需要は落ちるかもしれません。コンビニにも煙草が陳列されることがなくなるかもしれません。煙草の自動販売機はどうなるのでしょう?シガレットは葉巻やパイプ、キセルのような位置づけになるかもしれませんね。タバコ農家さんやJTも対策を取らなければいけません。世の中の流れに飲み込まれてしまいます。
 最近油圧式の削蹄枠を見ました。1日二人で肥育牛を200頭近く削蹄しています。二人だと1頭1分で切ります。すさまじい速さです。昔から徐々に広がりを見せていたものですが、今加速度的に広がりを見せ始めているような気がします。今後削蹄はこのような方法が主流となるかもしれません。
 大きな社会の流れをうまくとらえていくのは本当に難しいし、簡単にはできないけど電子タバコから色々と想像力を働かせてみて考えてみました。

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