2014年2月18日 -以外と知られていない消毒のお話- 農場HACCPの実際の中身は、農場の洗浄・消毒プログラムや農場進入者の管理手順書などがあります。その中の農場の消毒マニュアルが、農場を巡回していると、以外と間違った使われ方をしていることが多くあります。具体例の解決法をお話ししましょう。 ①畜舎外部に消石灰を散布、畜舎入口の踏込槽には、塩素系の消毒薬(ビルコンSやクレンテなど)を使用してある例 ②長靴から病原体汚染について 従って長靴は、まずきちんと洗って消毒することが大切ですが、踏込槽は水洗槽と消毒槽の2つがあればベストです。まずは有機物を落とすことです。 また、市場や出荷先等の農場外部と内部では長靴を交換することが大切です。そこでの靴を交換する場合も、足跡が交わらないように交差汚染に気をつけて履き替えましょう。 今回は、衛生管理の初歩的な話でした、皆さんの意識をもう一度確認していただければと思っています。 執筆者:九州獣医師HACCP研究会 事務局長 川邊久浩 前の記事 HACCP(ハッセップ)って何?(第4回) | 次の記事 HACCP(ハッセップ)って何?(最終回) |