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今回は少し趣向を変えて耳標のお話をしましょう。皆さんのところでは耳標はどのように使っていますか?おそらくほとんどの農場はただ牛さんの個体識別のための道具としかみていないのではないでしょうか。もちろん牛さんの個体識別は耳標にとって最も重要な仕事であることは間違いありません(時々牛糞や垢などで汚れてまったく見えなくなっている場合もあります。これがなかなかしぶとく、きれいにならないんだよな〜)。狭い範囲ですが小生の知る限り、耳標を上手に活用している農家さんや獣医さんは意外と少ないような気がします。しかしせっかく耳についているのに何もしないのはもったいない。一番簡単で手っ取り早いのは耳標の一部を切り取ることです。国の統一番号がついている耳標は大切なものなので切るわけにはいかないですが、組合や個人で作っている耳標であれば少し加工することでかなり良い目印になります。診療所でもちょっとしたルールを作ることで結構色々と便利な情報伝達ツールとなっています。次回から少しですが活用例を紹介しますね。 |