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今回でFさんのところの紹介はおしまいです。牛床の管理方法を今までとは違う方法にすることでかなりの経営改善が出来たのですが、実は非常に困難が伴いました。それは今まで長年続けてきた方法が絶対に正しいという固定観念でした。「ノコクズを2週間に一回すべて交換してサラサラな状態にすることは非常に重要である」という考え方から「敷き料交換はせず、上手に手を入れて管理していく」という考え方に変わることは本当に大変でした。最初は「半年くらいならこの環境であれば簡単に出来ますよ。」と本当は2〜3年といいたい所をかなり遠慮して半年といったのですが「半年交換しないなんて正気の沙汰ではない!」と理解してもらえません。なんだかんだしながら「敷き料交換はせず、上手に手を入れて管理していく」という考え方にかわるまでに1年半から2年ぐらいかかったのではないでしょうか(笑)。実はこの話は7年ほど前のことなのですが現在Fさんは「2週間に一回敷き料交換だって!そりゃキチガイ沙汰だよ!」とおっしゃっています。このようなことは今流行?の言葉でいえば「CHANGE」となりそうですが、これは非常に難しいことです。下手をすれば今までよりも悪くなるかもしれないし、今まで自分がやってきたことの全否定になるかもしれません。しかし、何か自分に思うところがあれば思い切って「CHANGE」することもこれから非常に大事なことかもしれませんね。小生はいつも自分の行っている診断、診療やそのほかのことは本当に正しいのだろうか?となかなか「CHANGE」することなく自問自答している未熟者です。 |