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蓮沼浩のコラム
「第136話 「牛床現場レポート F牧場さん その1」」

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2009年5月28日

 F牧場さんは黒毛和種を約250頭飼っている肥育農場です。実は以前125話のコラムで紹介した農場です。ここの農場は一列100メートルあり、そこに3M×3.7Mのパドックが33マスあります。1パドックには2頭ずつ牛さんが入っています。この牛舎が2棟あり、あとは100メートルの牛舎に3M×7.4Mのパドックが33マスある牛舎があります。ここには1パドック4頭入っています。そして斜め45°の扇風機が一列に13台設置してあります。6年前まではFさんは2週間に一回のペースで敷き料を全部取り替えていました。診療している端から見ていてもそれはそれは大変でした。堆肥舎には入りきらない牛舎の横にある「巨大な野積み堆肥山脈」と「爆走するタイヤショベル」の強烈なイメージを鮮烈に覚えています。そして毎回敷き料の量が少ないので交換して2週間も近くなる頃にはグジャグジャのドロドロになっていました。当然「すわ、一大事!」と一気呵成に怒濤の交換。そりゃ〜経費も労力も堆肥も溜まるのは当然ですという感じでした。
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