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蓮沼浩のコラム
第364話:煙草考 その1

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2014年2月6日

 10年以上前の若かりし蓮沼青年はしょっちゅう煙草をふかしていました。学生時代は両切り直管の「缶ピース」をふかしており、社会人になってからは「缶ピース」が手に入りにくかったので「セブンスター」を吸っていました。農家さんで診療が終わると相手の農家さんが煙草を吸う方の場合はいつも一緒に煙草をふかしながら病気のこと、これからの畜産情勢など色々話すのが大事なイベント。往診の移動中は車の中で煙草をふかしながら、次の診療のことや病気のことを考えている状態。もちろん診療車の中にある灰皿はいつも吸い殻で山盛り状態。一度はあまりにも吸い殻が多く、消したつもりの煙草が燃えて診療車の中が煙で充満してびっくりしたこともあります。そんな小生でしたが、もう10年以上煙草は吸っていません。本当に昔は獣医さんも農家さんも煙草を吸っている方が多かった印象を持っているのですが、最近は煙草を吸わなくなったこともあるのですが、小生の周りでは煙草を吸っている人を見ることがめっきり減りました。煙草の値段も気が付けば1箱400円以上です。小生が吸っていたころは200円ぐらいでしたから、約2倍。結構高くなっていますね~。そんなとっくの昔に煙草をやめた小生が煙草のことなどすっかり忘れて往診をまわっていると、とてつもないものに出会ってしまったのです。前からその話は聞いていたのですが、実物を見てひっくり返りました。小生は診療技術でも、新しい研究でも、新しい発想でも何でも未来を感じさせることに対して非常に興味をおぼえます。次回から煙草を通してイノベーションについて考えてみたいと思いますのでよろしくお付き合いくださいませ。

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