(有)シェパード[中央家畜診療所]がおくる松本大策のサイト
伏見康生のコラム
NO.267:“錠”談では無い!

コラム一覧に戻る

2014年1月22日

農場巡回中に、おかしな子牛を見つけました

NO.267:“錠”談では無い!_01

顔の右側しか写っていませんが、この生後半月程度の子牛は両方の頬が不自然に腫れているのです

ミルクは飲むのですが、口は常に半開きでよだれを垂らしています

NO.267:“錠”談では無い!_02

アクチノマイセスやアクチノバチルスによるアゴ腫れとは部位といい雰囲気といい、まるで違います

部位からして耳下腺が炎症を起こし腫れ上がっているのか、あるいはジフテリー性炎か、と思い診察をしたところ・・・

ん・・・

んんんん!!!?

なんじゃこりゃあああ!!!???

NO.267:“錠”談では無い!_03

なんとこの子牛は、奥歯と頬の間にたくさんの草をため込んでいました(; ̄O ̄)
草を取って上げると、すっきりとした頬に

長い間ため込んでいたようで、草はとても臭かったです笑

しかし、なんでこんなことに(; ̄O ̄)

|