2014年1月7日 -HACCP(ハッセップ)って何?- みなさん、初めまして。まず自己紹介をさせてください。身長183cm、体重100kg未満のくまモンこと、熊本県の川邊(かわなべ)久浩と申します。県に所属する獣医師で、現在は肉用繁殖牛の生産性の向上や改良関係の仕事をしていますが、特に私が、興味があり、勉強してきたのが農場HACCPという衛生管理のシステムです。私は、この農場HACCPを平成8年から国内でも早めに取り組み、現在は、全国の各委員会の委員や農場指導員のための講師や認証農場の主任審査員、教材執筆、主任審査員等をつとめています。また、九州では九州獣医師HACCP研究会を平成17年に設立し、様々な職域の獣医師30名以上の会員と共に、月に1回の勉強会や様々な活動をしています。
「HACCPって何?」、「HACCPって聞くだけで、拒絶反応」、「英語は苦手」と言う方も未だに見られますが、実は農場HACCPとは、科学的根拠に基づいて自分の農場の衛生管理のための手順書や規定(約束事)を作って、きちんとそれを守っていく農場管理のための方法であり、それを実践してきているほぼ全ての農場が、「事故が無くなった」、「本当に疾病が減った」と言われています。 執筆者:九州獣医師HACCP研究会 事務局長 川邊久浩 前の記事 鳥取県の家保からこんにちは。(最終回) | 次の記事 HACCP(ハッセップ)って何?(第2回) |