2013年12月26日 先日「蓮沼先生~、オリンピックを目標に頑張ろうとおもっているんだけど~」と往診先でニコニコした顔でいわれました。その農家さんは今年で84歳。現役バリバリです。いつも声が大きくて、明るくて、元気いっぱいのじいちゃんです。若かりし頃の蓮沼青年は仕事やらなんやらで心が折れそうになった時にいつも診療の後色々と話を聞いてもらっていました。人生の先輩の話は含蓄があり、非常に元気づけられ、ためになる話ばかりでした。オリンピックと聞いてとても元気なじいちゃんなので、冗談抜きで最初はシニアの競技か何かに出るのかと思いましたが、今度の東京オリンピックまで頑張って牛飼いして自分の家のテレビで観戦したいとのこと。「昔の東京オリンピックの時はどこにもテレビなどなく、一軒だけじいちゃんの桑畑の横の家がテレビを持っていたので、桑の葉をちぎりながら背伸びしてみたんだ。だから今度は家でゆっくり見たいね~」とのこと。84歳の毎日1冊の本を読破する読書家でもある方が91歳までの目標を持っている姿に思わず感動。小生も目標を持って頑張らねば。 前の記事 第358話:やはり基本は食べさせること | 次の記事 第360話:良し悪しは別として、間違いなく技術は進歩している |