2013年10月7日 これまで「新しい光触媒」であるnanoYoチタンのいろいろな可能性のお話をしてきました。今回は、牛さんに直接関わりのある、ウォーターカップと自動給餌器の防汚染効果についての結果をお伝えしたいと思います。 上の写真は石垣島の八重山農業高校のウォーターカップに加工した2週間後の写真です。ちょっと見ると、上の加工区も藻が生えているように見えるかも知れませんが、これまで使い続けていたものを洗浄して、試験区と対照区に分けた試験でしたので、その差は大きいです。よく見ていただくと、試験区の方は食べかすが沈んでいるので汚れて見えるのが解り、対照区では藻が大きく繁殖しているのも解ると思います。おそらく新品を使った試験でしたら、加工区はもっといい結果が出ていたと思います。 次の写真は、自動給餌器の受け口のところを加工したものです。左が対照区、右が試験区のどちらも2週間目の写真です。試験区の方は餌の粉末が固まって、よく見かける光景になっています。時間がたつと、この中に虫の巣などができたり、カビが生えたりしてきますので、コンサル先の巡回時には掃除してもらったりもします。 こうやって少しずつ結果が見えてくると、畜産の世界に、もっともっと使える事例があるのでは?と期待が膨らみます。 前の記事 光触媒の新しい可能性(その8) | 次の記事 光触媒の新しい可能性(その10) |